よく自己啓発系の本とか商材を見ていると気になることがあります。
成長するために潜在意識を書き換え、
成功している自分になろう!
というキャッチコピーを見つけます。
確かに思考性や行動パターンのベクトルを変えていくために
自分の奥底に眠る潜在意識、無意識を必要があります。
ただ、「変える」というのは危険なものなんじゃないかなと思います。
特にオンラインでダウンロードした音声で変えようとすると
危険なことが起こる気がするのです。
なんとなくですので、流してもらっても構わないのですが
以前からそうなんじゃないかなぁと思うことを書いてみたいと思います。
変えたい潜在意識は96/100
よく言われるのが、
96%が潜在意識で4%が潜在意識と追われています。
つまり普段悩み考え思考する部分は4%、
ほとんどが理解できない潜在意識は96%です。
人によっては違うかもしれませんが。
つまり普段意識できない領域が96%なのです。
そこに対してアクセスしていくことで
情報を書き換えられるというのが自己啓発系の商材の狙いとしてはあります。
確かに潜在意識を書き換えていくことで考え方や行動は変わるのでしょう。
信じるものも変わるのでしょう。
なにせ思考に影響を与えているのが潜在意識なのですから。
潜在意識を変えるには消すではなく判断し調整する
潜在意識の中の領域は基本的に過去の経験から出来上がっています。
特に失敗の積み上げてこういうふうに行動しようという論理が生まれています。
表面化しているロジックがあって
失敗した時に泣く笑う、成功した時に喜ぶというロジックがあったとします
失敗しかけた時に気づいて成功するほうに考えを調整すると確かに成功します。
ロジックのレベルで考えるとそうなのでしょう。
じゃあ、自分がネガティブな人間からポジティブな人間になりたいと考えた時に
ネガティブを消してポジティブになろうする人が多い気がします。
ネガティブなのもポジティブなのも個人的な理由があって、
無理やりネガティブを消そうとした場合に
ネガティブも心の中の現状なので100%消そうとするとロジックは無くなるのですが
ネガティブな失敗体験は心の奥底に沈んでいるので
ふとした瞬間にネガティブな記憶が蘇って余計に怖い思いをすることがあります。
潜在意識というのは過去の経験の積み上げ
潜在意識というのは過去の経験の積み上げからできています。
無理やり消そうとするとバランスが崩れたまに暴走する地雷に変わってしまうので、
余計にコントロールできなくなります。
よく学生の頃よかった、という言い方をするのですが
それは経験が少なかったから怖い経験が少なかったから
実は楽しい経験が多かったと言えるのです。
人間年をとるといろんなことを考え行動するものです。
失敗体験が多い中で成功体験があるものです。
失敗体験にはネガティブな感情がつきものなのかもしれません。
ただし失敗体験があるからこそ調整し成功を掴み取るスキルが身についているのです。
変えるには消すではなく、
ネガティブな体験こそが宝なんだという潜在意識の書き換えが必要だと思います。
ロジックで語るとこうなのですが
やはり何かを買って自分を変えようとするのではなく
人と会って人を話し自分を知ることで
これは書き換えたほうがいいものだと判断をし、
書き換えたほうが良いのです。
安易に自分も成功したいから書き換えようというのではなく
己を知って何が必要かを知って書き換えようとするのがよいのではないでしょうか。
あ、
専門家の意見ではないのですので判断し納得した場合に1つの考え方として
心に留めておいてもらえるとよいかと思います。
この記事へのコメントはありません。