「意外」と「以外」。話している時は発音も同じで意識しませんが文章を書く時、どちらが正しいか?間違いなのか?迷う時ってありますよね。
単語だけ考えるのは限界があります。イメージしてもわかりにくいので、意味と例文を元に考えてみましょう。
「意外」と「以外」の意味とは?
意外
[名・形動]考えていた状態と非常に違っていること。また、そのさま。「事件は意外な展開を見せた」「意外に背が高い」→案外
引用元:デジタル大辞典
何かテーマについて考えていて、何かイベントが起こったときに想定外だったときに使うのがポイントです。
以外
1 ある範囲の外側。「自分の職務以外のこと」⇔以内。2 (他の名詞や動詞に付いて)それを除く他の物事。「食べる以外に楽しみがない」
引用元:デジタル大辞典
1の説明も2の説明もそうですが、「A以外の〜」のように記載し、それを除く他の物事を表すのがポイントです。
ここからはこの2つを比較していきますね。文字にし比較のために例文を書いてみますと、
意外は「意外と背が高い」
以外は「関係者以外入室禁止」
いかがでしょう?意味がわかりその後に比較してみると間違いなく理解できるのではないでしょうか。
なぜ以外と意外を間違うのか?
スマホやパソコンで入力し普段使う単語をそのまま使ってしまうからではないでしょうか。
文字を書く時は頭の中で単語のひらがなは出てくるけど漢字が出てこない。単語を調べて文字を起こします、
がスマホやパソコンだと違います。スマホやパソコンで入力する言葉が出てくるのは普段使う言葉で正しい言葉が出てくるわけではありません。
PCで入力すると
これだと判断しにくいですよね。どちらを入力するか迷うことになると思います。
なので一度、上の例文のように
意外は「意外と背が高い」
以外は「関係者以外入室禁止」
と入力してみたり、文章してみると納得できたりします。
調べる → 例文をみて判断する → 採用する
とプロセスをへると腑に落ちて理解できると思います。
これでもわからない場合にググってみて下さい。
以外に知らない で検索してみると 意外と知らない と変換して出てきます。こんな感じ。
意味が似通ってわからないという場合にグーグルが変換してくれます。多くの文章からこれが一般的という文章を検索してくれます。
このように検索してみて、一般的な使われ方を確認し多数派のものを採用するのも1つの手でしょう。
いかがでしょう?意外と以外については理解していただけましたでしょうか。
ところでどうして意外と以外のように間違いをしてしまったのでしょうか?仕事で間違うとちょっと恥ずかしいですよね。
なので、その「何で」を書くことにしました。「何で」を知らないというのがネットを使う上で危険なことだからです。
何でもネットで調べればいいから間違える
意外と以外のように間違えることってよくあると思います。
晩御飯のメニューとか暇な時どこに行くかをさっと決める時とかネットで検索しさっと決めたりします。
こういう時はいいのですが、正確さを求める時、例えば仕事で文章を書く時などは適当ではいけません。手軽な情報をインプットしそのまま採用していくと、今回の以外と意外のように普段の判断が誤解だらけになってしまいます。
なぜ間違えるのでしょうか?
世の中には情報があふれていますが今回のように誤解したままそのまま情報を使う人たちがいるからです。
人は自分が経験したことを糧にし判断する知的生命体です。人間は判断し理解していることをそのまま使うのですが、当然誤解したまま知識を吸収してしまうことがあります。
ネット上では、そのまま誤解したままの情報が膨大な数表現されていると考えて下さい。そんな情報を検索しそのままインプットしてしまうと結果間違ったまま記憶してしまうことになります。
ネットにのっているからそのまま使ってよいというのではなくて、こういう誤解がネットと考えているから注意が必要と意識するとよいと思います。
対象を調査し判断し比較すること、ビジネスではPDCAといいますが普段の生活でも情報をインプットする時こういう判断が必要になるということです。
あなたも情報を入力している情報について考えてみてはいかがでしょうか?
新聞・TV・インターネット・ラジオ。信頼できる情報元からインプットしていますか?それとも適当でゴミみたいな情報をもしかしたらインプットしていませんか?
人は経験し学び蓄積した情報源から、今の知識や判断や人格が出来上がります。信頼できる情報からは信頼できる人格が出来ると言えますし、適当な情報からは適当な人格ができると言えます。逆に言うと、普段のインプットによりあなた自身を設計できるとも言えるわけです。
ですので、入力する情報・出力する情報については精査し考え、インプットするようにしてみて下さい。
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